2009年8月8日土曜日

卵−5

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診察室は1番から7番まで廊下の片側に並んでいた。
反対側は検査室や受付、その他なんやかやと病院関係の専門の部屋らしきのが並んでいた。
廊下に水飲み器があったので、そこで水を2杯ほど飲んだ。
浄水器の上に「ここでうがいをしないでください」と張り紙があったので、仕方なく飲んだのである。

廊下にはベンチ式の柔らかいシートが3列並んでいた。
患者は初老の男性が数人、座って待っているだけであった。
何かしら、自分が老人扱いされているようで、はたまた、なんでここで診察を待たなければならないのか、分からなかった。
確かに診察券は持っているよ、それは先月、新型インフルエンザをうつされて受診したもの。
何か、悪い事でもしたのかなーー?

それにしても「どうでもいい科」はないだろう、呼ばれたら最初に抗議してやる。

ベンチシートで待っている時に、看護婦が薄い透明ホルダーを抱えてやってきた。
「先に尿検査と血液検査を済ませなさい」と言われた。
どうも口のきき方が命令口調で、気になるなー。
採尿室は廊下を左に曲がったすぐ目の前にある事は、ここへ来る時に見てわかっていた。
採血室は診察室の向かい側で、中に入って入口左の受付機に診療カードを差し込むと受付手続きが行われ、自動プリントで出てきた受付シートを受取、室内のベンチシートに腰掛けて待った。
5分ほどすると名前が呼ばれ、「3本採決になります、本人確認のため、自分の名前を言ってください」といわれた。
マスクをしているので眼だけしか見えないが、眼だけみていると、たいていの女性は魅惑的だと思いつつ、採血室を出た。

30分ほど待っていると、名前が呼ばれたので、5番診察室に入った。
若い女医だった。
あ! すっごい美人!
こんな美人なら何でも許しちゃう!
さんざん待たされたことも、「どうでもいい科」のネーミングの事も担当の女医の顔を見た瞬間に全部忘れてしまった。

「血液検査では特に異常はないようですね」
「血液での年齢は30歳ですか、、、、生年月日は西暦1980年か、、、、、」
「今までにどこかの病院か医療機関にかかっていましたか?」

「先月、新型院インフルエンザでこの病院の内科にかかりましたが、、、さっき見たら『内科』がないんですけど、、」
「ちょっとまってね、、、」
机の上のパソコンを何やら操作していた。
「前回の診察日は、、、、2009年6月ですか?」
「そうです」

「ではちょっと体の検査を行いますので、服を脱いでください、、、、、全部ね。」
「え?  全部?」
「そう、ゼーーンブ脱いで素っ裸になったら、そのベッドに寝てくださいね」
そこには産婦人科でよく使う大の字に開いて手足を縛る、例のいすが置かれていた。

どこからやってきたのか、看護婦が5人ほど、にこにこしながら様子を眺めていた。
恥ずかしさで顔がカーッと熱くなっているのが分かった。
ようやく、ゆっくりゆっくり、、、あられもない恰好でベッドに寝るとすかさず4人の看護婦が私の両手両脚をベッドに、しばりつけ固定、一人はすばやく事務的に私の陰茎に袋をかぶせ、袋の口をテープで張り付けた。
なぜ5人なのか、、、ここでわかった。

なんだ、仕事なのか。
てっきり他の診察室から興味本位で見物に来たのだと思ったからびっくりしたが、、、仕事なら別に恥ずかしがることもなかったのに、一人合点で馬鹿を見た。
まだ5人がにこにこしながら見ているが、、、、、まあ、どうでもいいか。
「どうでもいいか???」
「この診療科の名前ではないか!」

女医が椅子に座ったまま私の股を覗き込んで、「フン!、、、意外とちっちゃいのね。 じゃー始めて」
「フン」はないだろ!  「フン」は!!

「はい」と言って一人の看護婦がいきなり私のグランスを左手の親指と人差し指でつまみ上げ、右手で陰茎をこすり始めた。
すぐに左手を放し右手だけでグランスを撫でまわしたり、こすったりしている。
「あっ、、、あっ、、、あっ、、、」腰がそのたびに浮き上がった。
2,3分ほどたったであろうか、3回ほど「あっあっあっ」と連続して声が出た瞬間、腰が強く浮き上がり、体全体が硬直した。

「15cm、15mlです」
「あらー、足りないわねー」
「そうですね、20cmに20mlが合格最低ラインですから」

「1回目で不合格だけど、一応2回目も5分後にやって」
「はい」

何のことかわからず、ベッドの上で、恥ずかしさで人格が崩壊しつつあるのを感じながら、ぐったりしていた。
陰茎に被せられた袋はいつのまにか取り外されていた。
さっき、射精の量の事を言っていたから、はずして計ったのだろう。
それにしても、何も言わずにいきなりだぞ、いきなり、、、おもちゃにしやがって、、、、悔しい!!。
なんだか狂いそうだ。

看護婦が4人交代で温めた濡れタオルで又間や生殖器を丁寧に優しく繰り返し拭いてくれていた。
残った一人がまたビニール袋をかぶせた。
今度は別の一人がいきなり先回と同じような事をやり始めた。
先の看護婦のように事務的にせっせとやるのではなく、ずっと優しく巧みな指さばきだったので、たちまち体をそっくり返して行ってしまった。
「凌辱」されるというのは、こんな事なのか。
もう、体から 気力も力も全部失せてしまい、消えてしまいたい気分だった。

「15cm、10mlです」
「あらー、やっぱり全然足りないわねー」
「そうですね、2回目の最低限は15mlですからね」
「仕方ない、処分ですね」
「はい、手続きをやっておきます」

何の手続き?
「処分」って何?
もう女医に聞こうとする気力もうせてしまっていた。
自問自答するだけであった。

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