今日、風呂上りに『大日本アカン警察』をチラッと見ていた。
最近、女子小学生が『肉食化』しているという内容。
最近の小学生は、女子の方から気になっている男子生徒に抱きついて、交際を迫ったり、そうやって気に入った男子生徒と、教室のカーテンの陰で盛んにキスをしているんだそうである。
2/3くらいの女子生徒は。
10年前に札幌に逃亡してきた時、毎日が日曜日で極楽気分のまま、北海道各地の公園などの写真撮影をしてまわっていた事がある。
あるとき、札幌オリンピックのスケート競技が行われた札幌・真駒内公園を撮影して回っていた 、昼下がり、、、。
広々とした芝生の真ん中に、休憩所があった。
そこへ歩いて行き、中のベンチに座ろうとしたら、小学生か中学生の制服と思しき2人の子供の男女が、屋根があり囲いに囲まれたそこの休憩所で、重なって何かをやっていた。
男子生徒が横たわり、その上に女子生徒が覆いかぶさっていた。
彼女が男子生徒の前のチャックを開けて、チンポコを引っ張り出し、一心不乱にフェラチオをやっていた。
男子生徒は私に気づいて、なにやら恥ずかしそうにしたが、女子生徒のほうは、夢中でフェラチオを続けていた。
札幌では、中学生になると、学校からの帰り際に寄り道をして、公園の囲いのある休憩所で女性上位でフェラチオをやっている。
世界水準であろう。
誇るべし。
2011年5月15日日曜日
2011年5月11日水曜日
昨日の透析 : マドンナ映画を見ていた
昨日の透析日は、持参した、12年前にWOWOWやBSで放送された、マドンナ主演の映画の留守録画ビデオを見ていた。
いわゆるエロ映画だとも知らずに、看護婦達が入れ替わり立ち代りベッドサイドに立ち、周囲のベッドから丸見えの場所で見ていたのは、、、痛快だった。
1 : エビータ 1996年 アメリカ映画
主演 マドンナ
アカデミー賞、ゴールデングローブ賞受賞
2ヶ国語
2 : BODY 1993年 アメリカ映画
主演 マドンナ
2ヶ国語
3 : マドンナの紹介映画
エビータは、殆ど最初から眠っていた。
ボディーは、多分、始まって直ぐあたりから、ずっと見ていた。
何だか、股間がむずむずしていた。
もう、立たないけれど、ひょっとしたら、、、まだやれるかもしれない、、、と思った。
大金持ちの老人に取り入って、ロープで老人を縛ったり、手錠をかけて、体を不自由にした状態で、若い女性がSEXを楽しむ。
しばらく関係を続けて、ここぞという時に、遺書を書き換えさせて、自分を第1相続人にした後、コカインをはかり、そのままSEXをして腹上死させるという、裁判映画である。
心臓の悪い老人にコカインを計ったのは、裁判の経過の中で、マドンナではなく秘書の女性(アン・アーチャ-)になすりつける事に成功する、という筋書きである。
そして結果は、無罪になるというもの。
狙いを見つける方法は、若い男性の医者とねんごろになり、患者情報を聞き出すという、設定である。
ターゲット老人は、2人出てくる。
勿論、アメリカ映画らしく、担当の若い弁護士と犯人の女性は、アブノーマルSEXの関係になり、そのSEX場面もふんだんに出てくる。
映画の殆ど60%くらいは、それらのSEX場面である。
話には聞いていたが、マドンナという女性、この映画で見る限り、多くの男が寄り付きそうなとても柔らかい印象である。
共演のアン・アーチャーは、いかにも気位の高い、教育の高い、教養を振りかざすイギリス女性という印象だが、それに比べてマドンナの方は、いかにも自分を受け入れてくれそうな雰囲気がある。
アン・アーチャ-は、69スタイルはやってくれそうも無いし、股を開いて顔の上にしゃがんでくれそうも無いし、おっぱいをもんだら『形が崩れるからヤメテ』と言いそうだし、足を持ち上げて足の指や足の裏を舐めたら『汚いからヤメテ』と言いそうだし、クンニをやったら、、『その口でキスをしないで』、と言いそうだし、、、。
マドンナは、映画の台詞では、体をベッドに縛った老人の目の前で、大股を開いてマスターベイションをして心臓発作を引き起こしそうなほどに、けしかけるそうである。
男の『理想』!!
映画の台詞だが、マドンナが、財産目当てに老人に近づいたという言葉に対して、2人は互いに愛し合っていた、と泣きそうな顔で答える場面は、老人の私には、心にグット来る。
病院のベッドで、看護婦達に囲まれながら、マドンナが、勿論素っ裸で、老人に対して『騎上位』で腰を振っている映像を見ているのは、痛快であった。
当初どんな内容であるかは全く知らないで、ビデオTVにかけたわけだが、、、
自分は『男だ』と実感したひと時であった。
現在の生活状況では『もう、人生は終わった』と思っているが、エロ映画を見るのは、特に西洋人のそれを見るのは現実味が無い分、病気の治療にはよさそうである、、、と思った。
人工透析の患者のベッドサイドで、、、ポルノ映画をTVで見せるのも、治療に『効果がある』かもしれない。
いや、「老人問題」の解決には、とても効果的かもしれない、、、と、僕は思う。
いわゆるエロ映画だとも知らずに、看護婦達が入れ替わり立ち代りベッドサイドに立ち、周囲のベッドから丸見えの場所で見ていたのは、、、痛快だった。
1 : エビータ 1996年 アメリカ映画
主演 マドンナ
アカデミー賞、ゴールデングローブ賞受賞
2ヶ国語
2 : BODY 1993年 アメリカ映画
主演 マドンナ
2ヶ国語
3 : マドンナの紹介映画
エビータは、殆ど最初から眠っていた。
ボディーは、多分、始まって直ぐあたりから、ずっと見ていた。
何だか、股間がむずむずしていた。
もう、立たないけれど、ひょっとしたら、、、まだやれるかもしれない、、、と思った。
大金持ちの老人に取り入って、ロープで老人を縛ったり、手錠をかけて、体を不自由にした状態で、若い女性がSEXを楽しむ。
しばらく関係を続けて、ここぞという時に、遺書を書き換えさせて、自分を第1相続人にした後、コカインをはかり、そのままSEXをして腹上死させるという、裁判映画である。
心臓の悪い老人にコカインを計ったのは、裁判の経過の中で、マドンナではなく秘書の女性(アン・アーチャ-)になすりつける事に成功する、という筋書きである。
そして結果は、無罪になるというもの。
狙いを見つける方法は、若い男性の医者とねんごろになり、患者情報を聞き出すという、設定である。
ターゲット老人は、2人出てくる。
勿論、アメリカ映画らしく、担当の若い弁護士と犯人の女性は、アブノーマルSEXの関係になり、そのSEX場面もふんだんに出てくる。
映画の殆ど60%くらいは、それらのSEX場面である。
話には聞いていたが、マドンナという女性、この映画で見る限り、多くの男が寄り付きそうなとても柔らかい印象である。
共演のアン・アーチャーは、いかにも気位の高い、教育の高い、教養を振りかざすイギリス女性という印象だが、それに比べてマドンナの方は、いかにも自分を受け入れてくれそうな雰囲気がある。
アン・アーチャ-は、69スタイルはやってくれそうも無いし、股を開いて顔の上にしゃがんでくれそうも無いし、おっぱいをもんだら『形が崩れるからヤメテ』と言いそうだし、足を持ち上げて足の指や足の裏を舐めたら『汚いからヤメテ』と言いそうだし、クンニをやったら、、『その口でキスをしないで』、と言いそうだし、、、。
マドンナは、映画の台詞では、体をベッドに縛った老人の目の前で、大股を開いてマスターベイションをして心臓発作を引き起こしそうなほどに、けしかけるそうである。
男の『理想』!!
映画の台詞だが、マドンナが、財産目当てに老人に近づいたという言葉に対して、2人は互いに愛し合っていた、と泣きそうな顔で答える場面は、老人の私には、心にグット来る。
病院のベッドで、看護婦達に囲まれながら、マドンナが、勿論素っ裸で、老人に対して『騎上位』で腰を振っている映像を見ているのは、痛快であった。
当初どんな内容であるかは全く知らないで、ビデオTVにかけたわけだが、、、
自分は『男だ』と実感したひと時であった。
現在の生活状況では『もう、人生は終わった』と思っているが、エロ映画を見るのは、特に西洋人のそれを見るのは現実味が無い分、病気の治療にはよさそうである、、、と思った。
人工透析の患者のベッドサイドで、、、ポルノ映画をTVで見せるのも、治療に『効果がある』かもしれない。
いや、「老人問題」の解決には、とても効果的かもしれない、、、と、僕は思う。
2011年2月27日日曜日
細胞都市-1
細胞都市-1
今、2030年である。
都市の機能構成は西暦2000年代とはかなり変ってきた。
居住人口100万人くらいの規模で、エネルギーや流通、自治組織などがまとめられ、さらにそれが千人~1万人くらいの規模で、さらに制御されている仕組みになっていた
この制御された空間を、町と呼んでいた。
町の単位で、町全体の電気使用制御設備、大きな電気の蓄電給電設備、トラック配送センター、バス配送センター、自治体制御センターなどが設けられていた。
この町単位の制御センターが、都市全体の制御センターにつながり、国全体の制御システムに繋がっていると同時に、町単位でも横方向に通信のつながりをもっているという、網構造になっていた。
一つの町で制御不能になっても、隣の町がその分を補う、ネットワーク構造になっていた。
電力は、国全体に対して90%は原子力発電で賄われていた。
残り10%が各家庭や工場での自家発電設備で賄われるようになっていた。
自家用車という概念は無くなり、市民共有の車が街を走っている。
この市民共有の車は、車に積まれた道路情報と、衛星NAVI、および道路に埋められた誘導装置によって、無人でも街中を走る事ができるようになっていた
過去にガソリンスタンドであった場所には、充電装置を備えた、給電所になり、車への給電は無人で自動的に行うようになっていた。
また、ここは使用されていない車のパーキングステーションにもなっていた。
市民が車を使用したいときには、インターネットまたは携帯電話で0194に連絡すると、持っている携帯電話の位置を探り出し、パーキングステーションから自動的に車を持ってくる仕組みになっていた
用が済めば、また、0194に連絡すれば、車は自動的にパーキングステーションに戻って、自動的に再給電を行う仕組みである。
と言うわけで、交通事故という現象は世の中から消えてしまっていた。
使用料は、30分単位で計算され、30分100円、上限は1日1,000円になっている。
また、通勤もこの仕組みの応用である、バスが受け持っており、乗り降りは所定のバス停で行うようになっている。
貨物輸送は、大量の都市間輸送は、これも自動運転の大型トラックが行い、トラックステーションで小型の配送トラックに積み替え、小型の配送トラックは、積んでいる荷物の配送先をプログラムに従い、自動運転で各家庭の前に届ける仕組みになっていた。
荷物は全て3次元バーコードのラベルが貼られて、集配業務は全自動化されていた。
従ってトラック集配センター^には、勤務している人間は1人か2人しかいなかった。
単なる、管理者である。
また、大陸間の大量輸送は、飛行機は特殊な乗り物になり、人、トラックなどは時速200kmで走るフェリーが主役になっていた。
さらに鉱物資源は、生産地で精錬し、それを分子イオンビームで、加工地へ衛星の反射アンテナを介して送るシステムが行われ、鉱物の輸送は行われなくなっていた。
水資源なども、海岸線での海水淡水化プラントから大陸内部へ衛星を介して水イオンビームで送り出すシステムになっていた。
都市部での日常生活も、日用品、食料などは殆どがインターネットで注文を出し、個別配送で受け取る仕組みになっていた。
巨大な駐車場を備えた郊外型のスーパーは姿を消し、倉庫型のスーパーに変わっていた
今、2030年である。
都市の機能構成は西暦2000年代とはかなり変ってきた。
居住人口100万人くらいの規模で、エネルギーや流通、自治組織などがまとめられ、さらにそれが千人~1万人くらいの規模で、さらに制御されている仕組みになっていた
この制御された空間を、町と呼んでいた。
町の単位で、町全体の電気使用制御設備、大きな電気の蓄電給電設備、トラック配送センター、バス配送センター、自治体制御センターなどが設けられていた。
この町単位の制御センターが、都市全体の制御センターにつながり、国全体の制御システムに繋がっていると同時に、町単位でも横方向に通信のつながりをもっているという、網構造になっていた。
一つの町で制御不能になっても、隣の町がその分を補う、ネットワーク構造になっていた。
電力は、国全体に対して90%は原子力発電で賄われていた。
残り10%が各家庭や工場での自家発電設備で賄われるようになっていた。
自家用車という概念は無くなり、市民共有の車が街を走っている。
この市民共有の車は、車に積まれた道路情報と、衛星NAVI、および道路に埋められた誘導装置によって、無人でも街中を走る事ができるようになっていた
過去にガソリンスタンドであった場所には、充電装置を備えた、給電所になり、車への給電は無人で自動的に行うようになっていた。
また、ここは使用されていない車のパーキングステーションにもなっていた。
市民が車を使用したいときには、インターネットまたは携帯電話で0194に連絡すると、持っている携帯電話の位置を探り出し、パーキングステーションから自動的に車を持ってくる仕組みになっていた
用が済めば、また、0194に連絡すれば、車は自動的にパーキングステーションに戻って、自動的に再給電を行う仕組みである。
と言うわけで、交通事故という現象は世の中から消えてしまっていた。
使用料は、30分単位で計算され、30分100円、上限は1日1,000円になっている。
また、通勤もこの仕組みの応用である、バスが受け持っており、乗り降りは所定のバス停で行うようになっている。
貨物輸送は、大量の都市間輸送は、これも自動運転の大型トラックが行い、トラックステーションで小型の配送トラックに積み替え、小型の配送トラックは、積んでいる荷物の配送先をプログラムに従い、自動運転で各家庭の前に届ける仕組みになっていた。
荷物は全て3次元バーコードのラベルが貼られて、集配業務は全自動化されていた。
従ってトラック集配センター^には、勤務している人間は1人か2人しかいなかった。
単なる、管理者である。
また、大陸間の大量輸送は、飛行機は特殊な乗り物になり、人、トラックなどは時速200kmで走るフェリーが主役になっていた。
さらに鉱物資源は、生産地で精錬し、それを分子イオンビームで、加工地へ衛星の反射アンテナを介して送るシステムが行われ、鉱物の輸送は行われなくなっていた。
水資源なども、海岸線での海水淡水化プラントから大陸内部へ衛星を介して水イオンビームで送り出すシステムになっていた。
都市部での日常生活も、日用品、食料などは殆どがインターネットで注文を出し、個別配送で受け取る仕組みになっていた。
巨大な駐車場を備えた郊外型のスーパーは姿を消し、倉庫型のスーパーに変わっていた
2011年2月24日木曜日
3Dプリンターー4
アパートで研二は取り替えたブチのギズモをみて、何か商売にならないかと考えていた。
ふと、風呂で体を洗うスポンジに代りにいいのじゃないかと閃いた。
早速、風呂に持ち込んで試してみる事にした。
やってみると、表面の毛がとてもいい泡立ちを見せた。
これはいい、インターネットで宣伝してみよう。
有美子に頼んで、風呂でギズモで体を洗っているところをビデオで撮影して、それをYOUTUBEに載せた。
最後に、YAHOOオークションに5ドルで出品しているとテロップをだした。
YOUTUBEはたちまち評判になり、5万件/1日のアクセスが殺到した。
オークションも、世界中からアクセスが殺到し、毎日1,000個を出荷する羽目になった。
1日の売り上げが5,000ドル、諸経費を引いた1日の利益が2,000ドル。
1週間後には、アルバイトを頼んで、プリンターも3台買い揃えて、1日5,000個を作り続けた。
毎日、2万ドルの利益が3ヶ月続いた。
合計、180万ドルの利益をあげる事ができた。
その後も、売り上げは少し落ちたものの、毎日1,000個を売り続けた。
この頃になると、インターネットでの売り上げより、雑貨屋へおろす方が数も利益幅も大きくなっていた。
毎月の利益は10万ドルになった。
1年後には預金通帳の残高は、300万ドルになっていた。
この頃になると、140万個に達したギズモについて、世界のあちこちで奇妙な現象が報告されるようになった。
風呂場のバスタブに浮かべておいたままにすると、翌日にはギズモの数が増えているのである。
そして、さらに1年後の、ある満月の夜、一気に爆発的にギズモが増殖しだして、しかも1千万個に達したギズモが人間を襲いだした。
人間ののどに噛み付き、失血しさせだしたのである。
人間の血を浴びたギズモは、たちまち増殖し、しかも一層凶暴になり、またさらに人間を襲いだした。
こうして地球から先進国地域に住む人間がいなくなってしまった。
残っているのは、アフリカの黒人と中東のアラブ人、中央アジアのモンゴル人だけとなってしまった。
研二と有美子も、郊外の自宅で増殖したギズモに噛まれて死んでいた。
地球の空は青くさえわたり、海岸には砂浜が広がり、アフリカや中央アジアには森が甦り、多くの動物が地上に繁栄していた。
人間の痕跡を示すものは、海岸線に幾つも聳え立つ、原子力発電所であった。
ふと、風呂で体を洗うスポンジに代りにいいのじゃないかと閃いた。
早速、風呂に持ち込んで試してみる事にした。
やってみると、表面の毛がとてもいい泡立ちを見せた。
これはいい、インターネットで宣伝してみよう。
有美子に頼んで、風呂でギズモで体を洗っているところをビデオで撮影して、それをYOUTUBEに載せた。
最後に、YAHOOオークションに5ドルで出品しているとテロップをだした。
YOUTUBEはたちまち評判になり、5万件/1日のアクセスが殺到した。
オークションも、世界中からアクセスが殺到し、毎日1,000個を出荷する羽目になった。
1日の売り上げが5,000ドル、諸経費を引いた1日の利益が2,000ドル。
1週間後には、アルバイトを頼んで、プリンターも3台買い揃えて、1日5,000個を作り続けた。
毎日、2万ドルの利益が3ヶ月続いた。
合計、180万ドルの利益をあげる事ができた。
その後も、売り上げは少し落ちたものの、毎日1,000個を売り続けた。
この頃になると、インターネットでの売り上げより、雑貨屋へおろす方が数も利益幅も大きくなっていた。
毎月の利益は10万ドルになった。
1年後には預金通帳の残高は、300万ドルになっていた。
この頃になると、140万個に達したギズモについて、世界のあちこちで奇妙な現象が報告されるようになった。
風呂場のバスタブに浮かべておいたままにすると、翌日にはギズモの数が増えているのである。
そして、さらに1年後の、ある満月の夜、一気に爆発的にギズモが増殖しだして、しかも1千万個に達したギズモが人間を襲いだした。
人間ののどに噛み付き、失血しさせだしたのである。
人間の血を浴びたギズモは、たちまち増殖し、しかも一層凶暴になり、またさらに人間を襲いだした。
こうして地球から先進国地域に住む人間がいなくなってしまった。
残っているのは、アフリカの黒人と中東のアラブ人、中央アジアのモンゴル人だけとなってしまった。
研二と有美子も、郊外の自宅で増殖したギズモに噛まれて死んでいた。
地球の空は青くさえわたり、海岸には砂浜が広がり、アフリカや中央アジアには森が甦り、多くの動物が地上に繁栄していた。
人間の痕跡を示すものは、海岸線に幾つも聳え立つ、原子力発電所であった。
2011年2月12日土曜日
3Dプリンターー3
研二は既に大学生になっていた
相変わらず3Dプリンターに夢中であった
そんな彼にも、有美子という、毎日メールしあっていた一人の恋人が出来ていた
医学部の学生で、微生物学教室で、粘菌の生態について卒業論文の研究をしている女性である
彼は、新しい3Dプリントを手がけようとしていた
ギズモである。
まず、適当に考えた骨格の3D画像で、プラスチック粉から骨格標本を3Dプリントした。
ついで、体表面の3D画像を映画を参考にしながら、コラーゲン粉末で3D像を作って、骨格標本にかぶせた
ここまでは既に出来て満足していた
表面の毛皮の部分の3D画像に手間取っていたのである
きょう、漸くその3D画像が出来上がった
そして、プラスチック粉末で、毛皮の3D標本を作り、それをかぶせた。
これで、ギズモが出来上がりである
早速研二は有美子にメールした、ギズモがやっと出来たから、見においでと
翌日の土曜日のお昼に彼女は研二のアパートにやってきた
そのとき、研二は既に3体ほどのギズモを作っていた
赤毛のギズモ、茶と白のブチのギズモ、白毛のギズモである。
彼は彼女に好きな1体をあげると言ったので、彼女はぶちのギズモをもらうと言った
彼女はもらったギズモ人形をもてあそんでいた。
『ね、ギズモの映画を見に行かない?』
2人は揃って大学の図書館へ出かけた
そこの視聴覚ライブラリーで、2人で30年前のギズモの映画を見た
『ギズモって、水につけると細胞分裂して増殖するのね』
『そのギズモはプラスチックとコラーゲンだから、水につけたって、プカプカ浮いているだけだよ。増殖するようだと面白いだろうけどね』
2時間ほどして映画が終わると2人は分かれて、研二は卒論の参考資料を借り出しにカウンターへ向かい、検索を始めた
有美子は、これも卒論の準備に、研究室へ向かった
研究室に入ると、もらったギズモを、机の上においてあったズタ袋の上に置いた。
ズタ袋は、研究資料として大学のキャンパスから運んできた土が入っていた。
狙っていた粘菌の採取が終わったので、元の掘った所に返しにいく為に残った土を入れて置いてあった物だった。
このとき、土の中の粘菌が、袋の布を通り抜けてギズモのお尻の穴から入り込んでいた。
粘菌の動きをビデオ撮影し終わると、有美子はギズモを持って帰路に着いた、。
アパートに帰ると、直ぐに着替え、食事の準備を始めた
今日は、レトルトの雑穀おかゆと、レトルトのハンバーグを3分間沸騰させているお湯に入れた
カット野菜の冷凍を、これも1分間沸騰させている熱湯につけた
テーブルに食事を並べながら、同時に湯船に47度に設定したお湯を張った。
食事が終わって、TVをつけると、ニュースを放送していた
今日も、1軒屋の住宅で、原因不明の男性の窒息死体が、連絡が取れなくなり心配して訪ねてきた兄弟に発見されたと言うニュースが流れていた
また、ベッドの死体の横には、マリリンの人形が横たわっていたと言うニュースであった。
『嫌ーね、男がどんどん少なくなっていくわ』
その時、ピーッという音と同時に『お湯を張り終わりました。給湯口を締めてください』という音声ガイドが聞こえた
湯船の温度計は41.5度を指していたので、衣服を全部脱ぎ、
ゆずの入浴剤の袋をお風呂に入れ、
ギズモを抱えてお風呂に入った。
ゆずの入浴剤の袋をもみながら、体を洗い、洗い終わると、その袋で湯船をこすり洗いして湯垢を落とした後、お湯を流した
ギズモ人形は風呂場の横の洗面台に置き、素っ裸のまま、ベッドへいき、TVをつけながら横たわって寝入った
一方、研二の方は図書館で参考資料を3冊ほど借り出して、アパートへ戻った
途中で、大学の前の通りの中華ソバ屋で夕食のラーメンを食べてから、アパートへ戻ってきた。
パソコンをつけてメールチェックをすると、有美子からメールが入っていた
『ギズモありがとう。 白い方が好きなんだけど、、、、駄目かな?』
『月曜日に持っていくから、交換しよう。 12時に図書館の前で待ってるよ』と返事した。
相変わらず3Dプリンターに夢中であった
そんな彼にも、有美子という、毎日メールしあっていた一人の恋人が出来ていた
医学部の学生で、微生物学教室で、粘菌の生態について卒業論文の研究をしている女性である
彼は、新しい3Dプリントを手がけようとしていた
ギズモである。
まず、適当に考えた骨格の3D画像で、プラスチック粉から骨格標本を3Dプリントした。
ついで、体表面の3D画像を映画を参考にしながら、コラーゲン粉末で3D像を作って、骨格標本にかぶせた
ここまでは既に出来て満足していた
表面の毛皮の部分の3D画像に手間取っていたのである
きょう、漸くその3D画像が出来上がった
そして、プラスチック粉末で、毛皮の3D標本を作り、それをかぶせた。
これで、ギズモが出来上がりである
早速研二は有美子にメールした、ギズモがやっと出来たから、見においでと
翌日の土曜日のお昼に彼女は研二のアパートにやってきた
そのとき、研二は既に3体ほどのギズモを作っていた
赤毛のギズモ、茶と白のブチのギズモ、白毛のギズモである。
彼は彼女に好きな1体をあげると言ったので、彼女はぶちのギズモをもらうと言った
彼女はもらったギズモ人形をもてあそんでいた。
『ね、ギズモの映画を見に行かない?』
2人は揃って大学の図書館へ出かけた
そこの視聴覚ライブラリーで、2人で30年前のギズモの映画を見た
『ギズモって、水につけると細胞分裂して増殖するのね』
『そのギズモはプラスチックとコラーゲンだから、水につけたって、プカプカ浮いているだけだよ。増殖するようだと面白いだろうけどね』
2時間ほどして映画が終わると2人は分かれて、研二は卒論の参考資料を借り出しにカウンターへ向かい、検索を始めた
有美子は、これも卒論の準備に、研究室へ向かった
研究室に入ると、もらったギズモを、机の上においてあったズタ袋の上に置いた。
ズタ袋は、研究資料として大学のキャンパスから運んできた土が入っていた。
狙っていた粘菌の採取が終わったので、元の掘った所に返しにいく為に残った土を入れて置いてあった物だった。
このとき、土の中の粘菌が、袋の布を通り抜けてギズモのお尻の穴から入り込んでいた。
粘菌の動きをビデオ撮影し終わると、有美子はギズモを持って帰路に着いた、。
アパートに帰ると、直ぐに着替え、食事の準備を始めた
今日は、レトルトの雑穀おかゆと、レトルトのハンバーグを3分間沸騰させているお湯に入れた
カット野菜の冷凍を、これも1分間沸騰させている熱湯につけた
テーブルに食事を並べながら、同時に湯船に47度に設定したお湯を張った。
食事が終わって、TVをつけると、ニュースを放送していた
今日も、1軒屋の住宅で、原因不明の男性の窒息死体が、連絡が取れなくなり心配して訪ねてきた兄弟に発見されたと言うニュースが流れていた
また、ベッドの死体の横には、マリリンの人形が横たわっていたと言うニュースであった。
『嫌ーね、男がどんどん少なくなっていくわ』
その時、ピーッという音と同時に『お湯を張り終わりました。給湯口を締めてください』という音声ガイドが聞こえた
湯船の温度計は41.5度を指していたので、衣服を全部脱ぎ、
ゆずの入浴剤の袋をお風呂に入れ、
ギズモを抱えてお風呂に入った。
ゆずの入浴剤の袋をもみながら、体を洗い、洗い終わると、その袋で湯船をこすり洗いして湯垢を落とした後、お湯を流した
ギズモ人形は風呂場の横の洗面台に置き、素っ裸のまま、ベッドへいき、TVをつけながら横たわって寝入った
一方、研二の方は図書館で参考資料を3冊ほど借り出して、アパートへ戻った
途中で、大学の前の通りの中華ソバ屋で夕食のラーメンを食べてから、アパートへ戻ってきた。
パソコンをつけてメールチェックをすると、有美子からメールが入っていた
『ギズモありがとう。 白い方が好きなんだけど、、、、駄目かな?』
『月曜日に持っていくから、交換しよう。 12時に図書館の前で待ってるよ』と返事した。
2011年2月5日土曜日
3Dプリンター -2
中村ハウス株式会社、略してNHK。
建築物の模型を制作している会社である。
以前のように粘土や木、紙等で工作するのではなく、建築会社から提供された図面を3Dプリンターで制作して提供していた。
それだけでは営業的に不安定なので、最近は介護ロボットの表面にかぶせる人体模型を、これもロボット会社から提供された図面を元に、丁度その表面を覆う形で、3Dプリントし、これをロボットにかぶせる商売を始めていた。
コラーゲン由来の素材が安価に大量に提供されるようになり、収益は安定していた。
そうこうするうち、突然にとある中国企業からインターネットに、あなたのお好みの女性の本物そっくりの人体模型を提供します、という広告が出始めた。
その中国の会社は、たまたま見たNHK製の介護ロボットを見て、ヒントを得たのであった。
中身をロボットではなく、骨格標本にすれば、まさに人体そのものの模型が作れると。
これは、世の中のスケベ男性に売れると。
モデルは、卑弥呼、楊貴妃、マリリン・モンロー、ブリジット・バルドーとした。
1体は10万円とした。
ただし、裸体写真を送れば、それに似せた模型を、これは1体100万円で制作するとした。
卑弥呼は日本で、楊貴妃は中国で、マリリンはアメリカで、ブリジットはヨーロッパで大量に売れ出した。
オーダー品は、年収1億円以上の世界のセレブ達に飛ぶように売れた。
この中国の会社は、豊田BODY SYSTEM、略してTBSと名乗っていた。
インターネット通販で販売、梱包は木箱に入れられて送付されてきた。
木材は、中国で大量に伐採されているものだった。
しばらくすると、世界中で、男性の不審な窒息死が相次ぐようになった。
実は、輸送中に木箱に潜んでいた粘菌が、人体模型の丁度、肛門の穴から入り込み、中で増殖していた。
輸送中は冷えた状態なのでジットしているが、夜、ベッドなどで男性と一緒に暖ためられていると、じわりじわりと動き出すのであった。
そして、より暖かい場所を求めて、隣に寝ている男性の顔の上に覆いかぶさってゆくのであった。
男性の方は、夢見心地で、人形とキスをしているような錯覚に陥っていたが、やがて口や鼻を覆われ、窒息死してしまうのであった。
冷えると、またもとの形に戻り、人形に戻るのであった。
従って、死因は各国でも不明のままになっていた。
1年もすると、中国やアメリカ、ヨーロッパ、日本の若い男性の数は半減してしまった。
また、地球温暖化で赤道付近の海水温度は平均30度以上となり、春夏は大量の降水に世界各地が見舞われるようになった
あるとき、この人体模型を乗せた車が、洪水を起こした国道を突っ走っていた。
突然に、外れたマンホールに車輪を取られ、反転、運転者は死亡、中に積んであった人形は、開いたドアから洪水の道路に投げ出されてしまった。
すると、人形は突然に分裂をはじめた。
次々と分裂し、たちまち道路上に数十の人形が散らばり始めた。
同じようにそこを通りかかった車の運転手は、最初は人間が浮いていると思い、急停車して助けようとしたが、抱き上げてみると人間ではなく、どうも人形のようであった。
多くはそのまま放っておいて通り過ぎたが、何割かは人形を抱き上げて自分の車に乗せて立ち去った。
このようにして、この人形は全世界に広まってしまった。
それから10年後、北半球の諸国の人口は、成人男性が殆どいなくなり、人形と女性、子供ばかりになっていった。
建築物の模型を制作している会社である。
以前のように粘土や木、紙等で工作するのではなく、建築会社から提供された図面を3Dプリンターで制作して提供していた。
それだけでは営業的に不安定なので、最近は介護ロボットの表面にかぶせる人体模型を、これもロボット会社から提供された図面を元に、丁度その表面を覆う形で、3Dプリントし、これをロボットにかぶせる商売を始めていた。
コラーゲン由来の素材が安価に大量に提供されるようになり、収益は安定していた。
そうこうするうち、突然にとある中国企業からインターネットに、あなたのお好みの女性の本物そっくりの人体模型を提供します、という広告が出始めた。
その中国の会社は、たまたま見たNHK製の介護ロボットを見て、ヒントを得たのであった。
中身をロボットではなく、骨格標本にすれば、まさに人体そのものの模型が作れると。
これは、世の中のスケベ男性に売れると。
モデルは、卑弥呼、楊貴妃、マリリン・モンロー、ブリジット・バルドーとした。
1体は10万円とした。
ただし、裸体写真を送れば、それに似せた模型を、これは1体100万円で制作するとした。
卑弥呼は日本で、楊貴妃は中国で、マリリンはアメリカで、ブリジットはヨーロッパで大量に売れ出した。
オーダー品は、年収1億円以上の世界のセレブ達に飛ぶように売れた。
この中国の会社は、豊田BODY SYSTEM、略してTBSと名乗っていた。
インターネット通販で販売、梱包は木箱に入れられて送付されてきた。
木材は、中国で大量に伐採されているものだった。
しばらくすると、世界中で、男性の不審な窒息死が相次ぐようになった。
実は、輸送中に木箱に潜んでいた粘菌が、人体模型の丁度、肛門の穴から入り込み、中で増殖していた。
輸送中は冷えた状態なのでジットしているが、夜、ベッドなどで男性と一緒に暖ためられていると、じわりじわりと動き出すのであった。
そして、より暖かい場所を求めて、隣に寝ている男性の顔の上に覆いかぶさってゆくのであった。
男性の方は、夢見心地で、人形とキスをしているような錯覚に陥っていたが、やがて口や鼻を覆われ、窒息死してしまうのであった。
冷えると、またもとの形に戻り、人形に戻るのであった。
従って、死因は各国でも不明のままになっていた。
1年もすると、中国やアメリカ、ヨーロッパ、日本の若い男性の数は半減してしまった。
また、地球温暖化で赤道付近の海水温度は平均30度以上となり、春夏は大量の降水に世界各地が見舞われるようになった
あるとき、この人体模型を乗せた車が、洪水を起こした国道を突っ走っていた。
突然に、外れたマンホールに車輪を取られ、反転、運転者は死亡、中に積んであった人形は、開いたドアから洪水の道路に投げ出されてしまった。
すると、人形は突然に分裂をはじめた。
次々と分裂し、たちまち道路上に数十の人形が散らばり始めた。
同じようにそこを通りかかった車の運転手は、最初は人間が浮いていると思い、急停車して助けようとしたが、抱き上げてみると人間ではなく、どうも人形のようであった。
多くはそのまま放っておいて通り過ぎたが、何割かは人形を抱き上げて自分の車に乗せて立ち去った。
このようにして、この人形は全世界に広まってしまった。
それから10年後、北半球の諸国の人口は、成人男性が殆どいなくなり、人形と女性、子供ばかりになっていった。
3Dプリンター -1
今、2030年である。
パソコンは、日常生活に必須の道具として、情報のやり取りだけでなく、生活そのものでもある。
健康管理は、自宅のパソコンと医療機関との情報のやり取りで行うようになっている。
パソコンには、購入時に既にツールとして血圧計、心電計、血糖値測定器などの簡易測定器が備えられており、
また、医療機関の基幹データベースには、市民の顔写真や血液検査結果や、レントゲン写真などがストックされており、
医師は、パソコンのカメラから病院にリアルタイムで送られてくる、患者の写真と、過去の写真を見比べて健康状態を大雑把に把握できる仕組みになっている。
また、自宅でも。
自宅のパソコンと病院を繋いで、自宅でいながらにして患者情報を見たり、直接に患者とパソコンでやり取りもできるようになっていた。
従って、市民は体の具合が悪いと感じた時は、まず自宅のパソコンで簡易チェックを行い、それを医療機関に送信して、簡易診断を受け、必要があれば病院へ出向く仕組みになっている。
また、それらとのやり取りは、自動的に健康保険組合に送信され、会計処理も自動的に行われるようになっている。
そして、今、周辺機器にも、進化したものが廉価に提供されるようになっていた。
例えばプリンターであるが、3次元プリンターが一般市民のパソコンに普通に提供されるようになっていた。
2次元の平面プリントの場合は、普通のカラープリンターとして働くが、3次元立法体にも、加工しながらプリント印刷が出来るようになっていた。
当初は石膏粉と凝固剤の混合粉末を使い、パソコンから送られた3次元立方体を作りながら、表面に着色していくものである。
最近では、複数の材質を使用して、しかも内部構造まで形成する3次元プリンターが出始めた。
一般家庭向けの3次元プリンターは、1辺30cm位の立方体の箱があり、内部の4辺にプリンターターヘッドが備わっている
そのヘッドからは、パソコンから送られてくる、3次元データと色彩データに従って、凝固剤とインクが発射される。
4辺のヘッドの中央に柱があり、ヘッドが近づいて凝固剤とインクが発射される可動式受け皿パネルが、ヘッドの動きに同期して回転しながら上昇する仕組みになっていた。
従って、出来上がったときには底面に小さな穴が生成物の上辺内側まで貫通している状態である。
夏休みに入り、研二はずっと自分の部屋に閉じこもって、3次元プリンターでの工作に夢中になっていた。
母親にねだって、30cm四方くらいの大きさの3次元プリントが出来るプリンターを夏休みに入る直前に買ってもらったのである
3DソフトはMETASEQUOIAを使用した
最初は、ファイル交換ソフトからダウンロードした、人体や、車の模型や、お城の模型を3Dプリントする事に夢中になっていた。
しばらくすると、パソコン雑誌に、3Dプリンター用凝固剤に、新製品が出たという広告を発見した。
コラーゲンを材料にしているらしい。
出来上がった3D立体は、それまでの硬いものではなく、プニュプニュした、まるで生物のような感触のものものという、宣伝が踊っていた。
業務用の大きな3Dプリンターで、お好みの女性の等身大の裸体を作って販売していると言う広告も出始めていた。
研二は母親にねだって、夏休みの宿題用にといって、その新しい3Dプリンター用のコラーゲン剤の凝固剤を買ってもらった。
パソコンは、日常生活に必須の道具として、情報のやり取りだけでなく、生活そのものでもある。
健康管理は、自宅のパソコンと医療機関との情報のやり取りで行うようになっている。
パソコンには、購入時に既にツールとして血圧計、心電計、血糖値測定器などの簡易測定器が備えられており、
また、医療機関の基幹データベースには、市民の顔写真や血液検査結果や、レントゲン写真などがストックされており、
医師は、パソコンのカメラから病院にリアルタイムで送られてくる、患者の写真と、過去の写真を見比べて健康状態を大雑把に把握できる仕組みになっている。
また、自宅でも。
自宅のパソコンと病院を繋いで、自宅でいながらにして患者情報を見たり、直接に患者とパソコンでやり取りもできるようになっていた。
従って、市民は体の具合が悪いと感じた時は、まず自宅のパソコンで簡易チェックを行い、それを医療機関に送信して、簡易診断を受け、必要があれば病院へ出向く仕組みになっている。
また、それらとのやり取りは、自動的に健康保険組合に送信され、会計処理も自動的に行われるようになっている。
そして、今、周辺機器にも、進化したものが廉価に提供されるようになっていた。
例えばプリンターであるが、3次元プリンターが一般市民のパソコンに普通に提供されるようになっていた。
2次元の平面プリントの場合は、普通のカラープリンターとして働くが、3次元立法体にも、加工しながらプリント印刷が出来るようになっていた。
当初は石膏粉と凝固剤の混合粉末を使い、パソコンから送られた3次元立方体を作りながら、表面に着色していくものである。
最近では、複数の材質を使用して、しかも内部構造まで形成する3次元プリンターが出始めた。
一般家庭向けの3次元プリンターは、1辺30cm位の立方体の箱があり、内部の4辺にプリンターターヘッドが備わっている
そのヘッドからは、パソコンから送られてくる、3次元データと色彩データに従って、凝固剤とインクが発射される。
4辺のヘッドの中央に柱があり、ヘッドが近づいて凝固剤とインクが発射される可動式受け皿パネルが、ヘッドの動きに同期して回転しながら上昇する仕組みになっていた。
従って、出来上がったときには底面に小さな穴が生成物の上辺内側まで貫通している状態である。
夏休みに入り、研二はずっと自分の部屋に閉じこもって、3次元プリンターでの工作に夢中になっていた。
母親にねだって、30cm四方くらいの大きさの3次元プリントが出来るプリンターを夏休みに入る直前に買ってもらったのである
3DソフトはMETASEQUOIAを使用した
最初は、ファイル交換ソフトからダウンロードした、人体や、車の模型や、お城の模型を3Dプリントする事に夢中になっていた。
しばらくすると、パソコン雑誌に、3Dプリンター用凝固剤に、新製品が出たという広告を発見した。
コラーゲンを材料にしているらしい。
出来上がった3D立体は、それまでの硬いものではなく、プニュプニュした、まるで生物のような感触のものものという、宣伝が踊っていた。
業務用の大きな3Dプリンターで、お好みの女性の等身大の裸体を作って販売していると言う広告も出始めていた。
研二は母親にねだって、夏休みの宿題用にといって、その新しい3Dプリンター用のコラーゲン剤の凝固剤を買ってもらった。
2011年2月3日木曜日
3Dプリンター -1
3Dプリンター -1
今、2030年である。
パソコンは、日常生活に必須の道具として、情報のやり取りだけでなく、生活そのものでもある。
健康管理は、自宅のパソコンと医療機関との情報のやり取りで行うようになっている。
パソコンには、購入時に既にツールとして血圧計、心電計、血糖値、測定器などの簡易測定器が備えられており、
また、医療機関の機関データベースには、市民の顔写真や血液検査結果や、レントゲン写真などがストックされており、
医師は、パソコンのカメラからリアルタイムで送られてくる、患者の写真と、過去の写真を見比べて健康状態を大雑把に把握できる仕組みになっている。
従って、市民は体の具合が悪いと感じた時は、まず自宅のパソコンで簡易チェックを行い、それを医療機関に送信して、簡易診断を受け、必要があれば病院へ出向く仕組みになっている。
また、それらとのやり取りは、自動的に健康保険組合に送信され、会計処理も自動的に行われるようになっている。
そして、今、周辺機器にも、進化したものが廉価に提供されるようになっていた。
例えばプリンターであるが、3次元プリンターが一般市民のパソコンに普通に提供されるようになっていた。
2次元の平面プリントの場合は、普通のカラープリンターとして働くが、3時限立法体にも、加工しながらプリント加工が出来るようになっていた。
当初は石膏粉と凝固剤の混合粉末を使い、パソコンから送られた3次元立方体を作りながら、表面に着色していくものである。
最近では、複数の材質を使用して、しかも内部構造まで形成する3次元プリンターが出始めた。
一般家庭向けの3次元プリンターは、1辺30cm位の立方体の箱があり、内部の4辺にプリンターターヘッドが備わっている
そのヘッドからは、パソコンから送られてくる、3次元データと色彩データに従って、凝固剤とインクが発射される。
4辺のヘッドの中央に柱があり、ヘッドが近づいて凝固剤とインクが発射される可動式受け皿パネルが、ヘッドの動きに同期して回転しながら上昇する仕組みになっていた。
従って、出来上がったときには底面に小さな穴が生成物の上辺内側まで貫通している状態である。
夏休みに入り、研二はずっと自分の部屋に閉じこもって、3次元プリンターでの工作に夢中になっていた。
母親にねだって、30cm四方くらいの大きさの3次元プリントが出来るプリンターを夏休みに入る直前に買ってもらったのである
3DソフトはMETASEQUOIAを使用した
最初は、ファイル交換ソフトからダウンロードした、人体や、車の模型や、お城の模型を3Dプリントする事に夢中になっていた。
しばらくすると、パソコン雑誌に、3Dプリンター用凝固剤に、新製品が出たという広告を発見した。
コラーゲンを材料にしているらしい。
出来上がった3D立体は、それまでの硬いものではなく、プニュプニュした、まるで生物のような感触のものものという、宣伝が踊っていた。
業務用の大きな3Dプリンターで、お好みの女性の等身大の裸体を作って販売していると言う広告も出始めていた。
研二は母親にねだって、夏休みの宿題用にといって、その新しい3Dプリンター用のコラーゲン剤の凝固剤を買ってもらった。
今、2030年である。
パソコンは、日常生活に必須の道具として、情報のやり取りだけでなく、生活そのものでもある。
健康管理は、自宅のパソコンと医療機関との情報のやり取りで行うようになっている。
パソコンには、購入時に既にツールとして血圧計、心電計、血糖値、測定器などの簡易測定器が備えられており、
また、医療機関の機関データベースには、市民の顔写真や血液検査結果や、レントゲン写真などがストックされており、
医師は、パソコンのカメラからリアルタイムで送られてくる、患者の写真と、過去の写真を見比べて健康状態を大雑把に把握できる仕組みになっている。
従って、市民は体の具合が悪いと感じた時は、まず自宅のパソコンで簡易チェックを行い、それを医療機関に送信して、簡易診断を受け、必要があれば病院へ出向く仕組みになっている。
また、それらとのやり取りは、自動的に健康保険組合に送信され、会計処理も自動的に行われるようになっている。
そして、今、周辺機器にも、進化したものが廉価に提供されるようになっていた。
例えばプリンターであるが、3次元プリンターが一般市民のパソコンに普通に提供されるようになっていた。
2次元の平面プリントの場合は、普通のカラープリンターとして働くが、3時限立法体にも、加工しながらプリント加工が出来るようになっていた。
当初は石膏粉と凝固剤の混合粉末を使い、パソコンから送られた3次元立方体を作りながら、表面に着色していくものである。
最近では、複数の材質を使用して、しかも内部構造まで形成する3次元プリンターが出始めた。
一般家庭向けの3次元プリンターは、1辺30cm位の立方体の箱があり、内部の4辺にプリンターターヘッドが備わっている
そのヘッドからは、パソコンから送られてくる、3次元データと色彩データに従って、凝固剤とインクが発射される。
4辺のヘッドの中央に柱があり、ヘッドが近づいて凝固剤とインクが発射される可動式受け皿パネルが、ヘッドの動きに同期して回転しながら上昇する仕組みになっていた。
従って、出来上がったときには底面に小さな穴が生成物の上辺内側まで貫通している状態である。
夏休みに入り、研二はずっと自分の部屋に閉じこもって、3次元プリンターでの工作に夢中になっていた。
母親にねだって、30cm四方くらいの大きさの3次元プリントが出来るプリンターを夏休みに入る直前に買ってもらったのである
3DソフトはMETASEQUOIAを使用した
最初は、ファイル交換ソフトからダウンロードした、人体や、車の模型や、お城の模型を3Dプリントする事に夢中になっていた。
しばらくすると、パソコン雑誌に、3Dプリンター用凝固剤に、新製品が出たという広告を発見した。
コラーゲンを材料にしているらしい。
出来上がった3D立体は、それまでの硬いものではなく、プニュプニュした、まるで生物のような感触のものものという、宣伝が踊っていた。
業務用の大きな3Dプリンターで、お好みの女性の等身大の裸体を作って販売していると言う広告も出始めていた。
研二は母親にねだって、夏休みの宿題用にといって、その新しい3Dプリンター用のコラーゲン剤の凝固剤を買ってもらった。
2011年2月2日水曜日
匂い-1
今、2030年である。
パソコンは、日常生活に必須の道具として、情報のやり取りだけでなく、生活そのものでもある。
健康管理は、自宅のパソコンと医療機関との情報のやり取りで行うようになっている。
パソコンには、購入時に既にツールとして血圧計、心電計、血糖値測定器などの簡易測定器が備えられており、
また、医療機関の基幹データベースには、市民の顔写真や血液検査結果や、レントゲン写真、遺伝子情報などがストックされており、
医師は、患者の自宅のパソコンのカメラからリアルタイムで送られてくる、患者の写真と、過去の写真を見比べて健康状態を大雑把に把握できる仕組みになっている。
従って、市民は体の具合が悪いと感じた時は、まず自宅のパソコンで簡易チェックを行い、それを医療機関に送信して、簡易診断を受け、必要があれば病院へ出向く仕組みになっている。
また、それらのやり取りは、自動的に健康保険組合に送信され、会計処理も自動的に行われるようになっている。
そして、今、新しい機能が発売されるようになった。
匂いの微粒子を拡散させる装置が、発売されたのである。
レモンの匂いを漂わせるのであるが、問題もいくつか発生していた。
空中の微小なダニ類を活性化する
活性化されたダニ類が、動物の肺に入り込み、そこで増殖するようになる。
空中の花粉などを、活性化し、あたかもウィルスのように振舞うようになる。
活性化された花粉などが器官の粘膜に付着し、炎症を引き起こすようになる。
インフルエンザウィルスに作用して、突然変異を助長し、次々と新種のウィルスが生まれてくるようになる。
今、一人の若い女性が、あることで悩んでいた。
周囲の男性の息が臭いのである。
口臭、虫歯臭、汗のにおい、加齢臭、足の臭い、服の臭いなどなど。
まあ、殆ど臭いがないと思っていた男性社員のアパートへ遊びに行った時、部屋の臭いに閉口した。
冷蔵庫の臭いや、台所の排水口の臭いにビックリした。
そこで彼女は考えた。
毎日、定時になったらパソコンの電源を自動的に入れて、臭いを出すウィルスプログラムを作ろうと。
臭いは、レモンを選んだ。最初はオゾンを30分間出し、脱臭をしてからレモンの香りを30分間出すようにした。
ウィルスの仕込み方を考えた。
まず、実行ファイルで、好奇心をそそるものにする必要がある。
そこで、WINDOWS12と言うファイル名を選んだ。
WINDOWS12-RC2で、タイトル説明は、オフィススイートを含んだ、現行のWINDOWS7の2世代未来のプロジェクトのコードネームということにした。
これであいつは飛びつくだろう。
中身はWINDOWS7にしておき、インストール時に自動起動プログラムを仕込むようにすればいい。
念のため、一度でも起動されたら、臭い発生プログラムだけ、その他の実行ファイルに伝染するようにしておいた。
これで、WINDOWS12をファイル交換プログラムでダウンロードしなくても、共有ファイルに次々に感染して、容易に広がるだろう、と考えた。
仕込むプログラムは、午前0時になるとパソコンを自動起動し、レモンの匂いを発散させるプログラムを30分間だけ動かし、その後は自動シャットダウンさせる。
作るのに1週間ほどかかったが、何とかできたので、WINMXとWINNYの共有ファイルに乗せた。
パソコンは電源を入れっぱなしで、WINMXとWINNYも常時稼動させておいた
翌翌日、会社で彼に会った時、得意そうに話しかけてきた。
『発見したぞ、WINDOWSの最新バージョンが出てくるらしいぞ
誰も知らない最新版を見つけたぞ
RC2だから、最終チェックに入っているらしいぞ
きっと、開発者の誰かがNETに流したんだろうな
ダウンロードしてインストールしてみたんだけど、WINDOWS7と殆ど変わらなかったなー』
有美子は、しめたと思った。
これで彼のアパートの部屋は、レモンの香りでいっぱいなる。
彼以外にも、本命、ダークホース、不倫中の上司の隠れ家などなど、みんな、レモンの香りの部屋になる、と思った。
案の定、1ヶ月ほどしてから彼女の作ったウィルスはWINDOWS12-RC2の仮面をかぶって、全世界に広がっていった。
しばらくして、パソコン雑誌社からマイクロソフト社へ直接に真偽の問い合わせが殺到しだした。
それに対応して、マイクロソフト社のHPで声明が出された。
『WINDOWS12なる名称でファイル交換ソフトを通じて広まっているWINDOWSシステムは、当社とは何の関係もありません。』
パソコン雑誌などでも、分析記事が出回りだした。
『中身はWINDOWS7と同じ。
違うのは、起動時に臭い発生器を自動起動させるプログラムが仕込まれている事だけである。
この、匂い発生プログラムは、今、定番となっている、パソコンで部屋の脱臭や香匂を発生させる日本製のPONY社製を自動起動させるプログラムが仕込まれているようである。』
1ヶ月ほどたった頃、世界中で新種のインフルエンザが流行し始めた。
しかも、それまでのインフルエンザと違い。体内で抗体が出来ない。
羅患者の殆どが、肺に障害を起こし死亡してしまったのである。
当初、医療機関ではインフルエンザウィルスとみなしていたが、呼吸器粘膜から発見されたのは全く形状の違うウィルス細胞であった
アフリカや南米などでは、殆ど発生しなかったが、ヨーロッパ、北米、中国、インド、東南アジア、そして日本では殆ど全国的に蔓延していった。
誰も、どこでも原因を掴めないままに、半年が過ぎていった。
この新しく発生したインフルエンザ ウィルスの為に、ヨーロッパや北米、中国、インド、東南アジア、日本などは半年で人口が半減してしまった。
人の気配の消えた、家庭で、毎日、夜0時になると自動的にパソコンの電源が入り、匂い発生器が自動的に動き出し、1時間後にまたパソコンの電源が消える様子が毎日繰り返されている。
1年が過ぎた頃、北半球の諸国の人口は殆どいなくなってしまった。
工場などは殆どが休止、廃墟と化していった。
都市空間もそうである。
無人となった太陽光発電の家庭では、今でも夜0時になると、自動的にパソコンの電源が入り、臭い発生器が1時間ほど自動起動され、自動的に電源が切れることを繰り返していた。
有美子のアパートの一室も、そうであった。
主のいなくなった部屋の温度計は、室温5度、湿度20%を示していた。
パソコンは、日常生活に必須の道具として、情報のやり取りだけでなく、生活そのものでもある。
健康管理は、自宅のパソコンと医療機関との情報のやり取りで行うようになっている。
パソコンには、購入時に既にツールとして血圧計、心電計、血糖値測定器などの簡易測定器が備えられており、
また、医療機関の基幹データベースには、市民の顔写真や血液検査結果や、レントゲン写真、遺伝子情報などがストックされており、
医師は、患者の自宅のパソコンのカメラからリアルタイムで送られてくる、患者の写真と、過去の写真を見比べて健康状態を大雑把に把握できる仕組みになっている。
従って、市民は体の具合が悪いと感じた時は、まず自宅のパソコンで簡易チェックを行い、それを医療機関に送信して、簡易診断を受け、必要があれば病院へ出向く仕組みになっている。
また、それらのやり取りは、自動的に健康保険組合に送信され、会計処理も自動的に行われるようになっている。
そして、今、新しい機能が発売されるようになった。
匂いの微粒子を拡散させる装置が、発売されたのである。
レモンの匂いを漂わせるのであるが、問題もいくつか発生していた。
空中の微小なダニ類を活性化する
活性化されたダニ類が、動物の肺に入り込み、そこで増殖するようになる。
空中の花粉などを、活性化し、あたかもウィルスのように振舞うようになる。
活性化された花粉などが器官の粘膜に付着し、炎症を引き起こすようになる。
インフルエンザウィルスに作用して、突然変異を助長し、次々と新種のウィルスが生まれてくるようになる。
今、一人の若い女性が、あることで悩んでいた。
周囲の男性の息が臭いのである。
口臭、虫歯臭、汗のにおい、加齢臭、足の臭い、服の臭いなどなど。
まあ、殆ど臭いがないと思っていた男性社員のアパートへ遊びに行った時、部屋の臭いに閉口した。
冷蔵庫の臭いや、台所の排水口の臭いにビックリした。
そこで彼女は考えた。
毎日、定時になったらパソコンの電源を自動的に入れて、臭いを出すウィルスプログラムを作ろうと。
臭いは、レモンを選んだ。最初はオゾンを30分間出し、脱臭をしてからレモンの香りを30分間出すようにした。
ウィルスの仕込み方を考えた。
まず、実行ファイルで、好奇心をそそるものにする必要がある。
そこで、WINDOWS12と言うファイル名を選んだ。
WINDOWS12-RC2で、タイトル説明は、オフィススイートを含んだ、現行のWINDOWS7の2世代未来のプロジェクトのコードネームということにした。
これであいつは飛びつくだろう。
中身はWINDOWS7にしておき、インストール時に自動起動プログラムを仕込むようにすればいい。
念のため、一度でも起動されたら、臭い発生プログラムだけ、その他の実行ファイルに伝染するようにしておいた。
これで、WINDOWS12をファイル交換プログラムでダウンロードしなくても、共有ファイルに次々に感染して、容易に広がるだろう、と考えた。
仕込むプログラムは、午前0時になるとパソコンを自動起動し、レモンの匂いを発散させるプログラムを30分間だけ動かし、その後は自動シャットダウンさせる。
作るのに1週間ほどかかったが、何とかできたので、WINMXとWINNYの共有ファイルに乗せた。
パソコンは電源を入れっぱなしで、WINMXとWINNYも常時稼動させておいた
翌翌日、会社で彼に会った時、得意そうに話しかけてきた。
『発見したぞ、WINDOWSの最新バージョンが出てくるらしいぞ
誰も知らない最新版を見つけたぞ
RC2だから、最終チェックに入っているらしいぞ
きっと、開発者の誰かがNETに流したんだろうな
ダウンロードしてインストールしてみたんだけど、WINDOWS7と殆ど変わらなかったなー』
有美子は、しめたと思った。
これで彼のアパートの部屋は、レモンの香りでいっぱいなる。
彼以外にも、本命、ダークホース、不倫中の上司の隠れ家などなど、みんな、レモンの香りの部屋になる、と思った。
案の定、1ヶ月ほどしてから彼女の作ったウィルスはWINDOWS12-RC2の仮面をかぶって、全世界に広がっていった。
しばらくして、パソコン雑誌社からマイクロソフト社へ直接に真偽の問い合わせが殺到しだした。
それに対応して、マイクロソフト社のHPで声明が出された。
『WINDOWS12なる名称でファイル交換ソフトを通じて広まっているWINDOWSシステムは、当社とは何の関係もありません。』
パソコン雑誌などでも、分析記事が出回りだした。
『中身はWINDOWS7と同じ。
違うのは、起動時に臭い発生器を自動起動させるプログラムが仕込まれている事だけである。
この、匂い発生プログラムは、今、定番となっている、パソコンで部屋の脱臭や香匂を発生させる日本製のPONY社製を自動起動させるプログラムが仕込まれているようである。』
1ヶ月ほどたった頃、世界中で新種のインフルエンザが流行し始めた。
しかも、それまでのインフルエンザと違い。体内で抗体が出来ない。
羅患者の殆どが、肺に障害を起こし死亡してしまったのである。
当初、医療機関ではインフルエンザウィルスとみなしていたが、呼吸器粘膜から発見されたのは全く形状の違うウィルス細胞であった
アフリカや南米などでは、殆ど発生しなかったが、ヨーロッパ、北米、中国、インド、東南アジア、そして日本では殆ど全国的に蔓延していった。
誰も、どこでも原因を掴めないままに、半年が過ぎていった。
この新しく発生したインフルエンザ ウィルスの為に、ヨーロッパや北米、中国、インド、東南アジア、日本などは半年で人口が半減してしまった。
人の気配の消えた、家庭で、毎日、夜0時になると自動的にパソコンの電源が入り、匂い発生器が自動的に動き出し、1時間後にまたパソコンの電源が消える様子が毎日繰り返されている。
1年が過ぎた頃、北半球の諸国の人口は殆どいなくなってしまった。
工場などは殆どが休止、廃墟と化していった。
都市空間もそうである。
無人となった太陽光発電の家庭では、今でも夜0時になると、自動的にパソコンの電源が入り、臭い発生器が1時間ほど自動起動され、自動的に電源が切れることを繰り返していた。
有美子のアパートの一室も、そうであった。
主のいなくなった部屋の温度計は、室温5度、湿度20%を示していた。
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