2009年7月23日木曜日

ある愛の詩 LoveStory

愛するとは、決して後悔しない事。
   原大輔さんの歌を聞いて。

 
海よりも深い、海よりも広い、
愛の意味を、貴女が教えてくれた。
私は貴女のために生き、
貴女は私のために生きた。


出会ったその場所で、
出会ったその時に、
貴女は私の、むなしかった
心に光を与えた。
光を与えた。


どんな愛よりも、どんな時も超えて、
貴女の愛は私を包む。
私は貴女のために生き、
貴女は私のために生きた。
今も貴女は心の中に、
生きている。


どこにいてもあなたと共に。
どこにいても私はあなたと共に。
愛はいつも二人の心に
永遠に生る。


たとえ、この世が燃え尽きようとも、
あなたはいつもそこにいる。
私はいつもあなたと共に。
あなたと共に。

2009年7月20日月曜日

水色のワルツ

水色のワルツ
 
君に逢う嬉しさの 胸に深く

水色のハンカチを ひそめる ときめきが

いつのまにか 抱きよせながら

嬉しさの涙を ぬぐいたいのさ。
 
月影の細道を 歩きながら

水色のハンカチに 包んだ ときめきを

いつのまにか い抱きあいつつ

心の窓を開けて 月のかなたへ。
 
 

2009年7月18日土曜日

"Million crimson roses" to ALLA PUGACHEVA

"Million crimson roses" to ALLA PUGACHEVA

A poor young Artist lived in a small town.
This is a recollections of one day in June of the poor young Artist.
Once upon a time, he fell into love to a dancer who came to the town.
Some days after, she will leaves the town and go to the dance-team of a city.

He thought to present to her million crimson roses for her recollections.
He thought to present to her million crimson roses for his recollections.
He thought to present to her million crimson roses through the window she can see.

Who planted these Million crimson roses through the window she can see.
Who is in love for real.
As if it was covered in the blood which spouts and comes out of the heart.

He sold his shelter.
He sold his paintings.
He sold his everything,
and bought crimson roses of the whole surface of a hill for it from the florist in the town.

The day the dancer leaves,she woke up ,and gazing million crimson roses through the window she can see.
She was seeing  the last present of separation which the artist sent.

Dancer's recollections is the million crimson roses which covered the ground.
Artist's recollections is her smiling face.
Her smiling face did not disappear to his heart forever.

百万本のバラ−−加藤登紀子へ

6月のある日の物語。

一人の売れない絵描きの、6月のある日の思い出。
街にやってきた一人の踊り子に恋をした。
互いに思いは募り燃え上がる。
しかし彼には彼女を養う力は無い。
彼女はやがて大きな町の一座に旅立つことに。
 
彼は思った、最後に彼女の笑顔を見たい。
そうだ、花をプレゼントしよう。
純愛の証し、深紅のバラを贈ろう。
街中の赤いバラを全部、貴女にあげよう。
百万万本の真っ赤なバラで大地を覆い尽くそう。
彼女が窓から見る大地を覆い尽くそう。
まるで彼の破れた心臓から噴き出る血に染まったかのように。
 
踊り子が旅立つその日、
窓から見る大地は深紅のバラで覆いかぶさっていた。
一晩で窓から見る大地が深紅のバラで覆いつくされていた。
目覚めた踊り子は立ち尽くして窓から百万本のバラで覆われた大地を見つめていた。
絵描きが送った最後のお別れのプレゼントを見ていた。


踊り子の思い出は、百万本の深紅のバラで覆われた大地。
絵描きの思い出は、踊り子の笑顔。
全てをはたいて彼は唯一の思い出を得た、何時までも心に消えない、踊り子の笑顔。

2009年7月11日土曜日

9

 その時、モニターDに「MINEにIUOOから連絡が入っている」との表示が点滅した。
MINEはヘッドバンドに手を伸ばし、通話スイッチを押した。
個人間の通信はまだ携帯電話形式であるが、機器はヘッドバンドに似たリングを頭にはめて行っていた。
相手からの音声は、ヘッドバンドの耳に近い所で骨伝導で行っていた。
従って周囲の雑音に邪魔されず、なをかつ音声が外に漏れることもなかった。
自分の話す声は実験的に2つの方法で同時に行われていた。
1つはヘッドバンドの端につけられた小型マイクにより音声を拾う形式、もう一つはヘッドバンド内に仕掛けられたアンテナで、頭部の中の脳波を拾って、それを相手に送信するもの。

連絡の内容は、「監視を続けていた恒星Zが超新星爆発をした」とのことだった。
100光年先と云う事は、つまり爆発してから既に100年たっているという事である。

 100光年先にある惑星Zは太陽の100倍程度の恒星であるが、質量に比較し異常に大きいので超新星爆発の危険が高いと予想され、月の裏側にある観測基地で監視を続けていたのである。
超新星爆発をしたとなると、数年以内に地球の空には太陽が2個見えるほどの明るさになり、爆発後1000年後くらい(地球で爆発を観測してから900年後くらい)には衝撃波が地球を襲う事になると予想されていた。
100光年先からの衝撃波となると、宇宙線の来襲がまず第一に恐怖になるが、それとともに地球上の空気や海水が全て地球から引き剥がされて宇宙のかなたに吹き飛ばされてしまうと予想されていた。
勿論、動物、植物その他生物のほとんどは絶滅してしまい、なをかつその痕跡すら残らないことになる。
地球版「月」の誕生である。
勿論。地球の周りをまわっていた衛星も全部宇宙のかなたへ吹き飛ばされてしまう。
地上の固定して設置してある建造物も、100年以上続く超新星爆発の衝撃波にさらされ、全部、破壊されてしまう。
常に動いて地球を盾にして衝撃波から身を隠すことができるものしか、存在できなくなる。

 従って生き残れるのは機械人間くらいである、動力が持つか、地下深く隠れるかすれば、であるが。
地球は機械惑星となり、水や空気などは真空の中で作り出すしかなくなり、空気を大量に消費する内燃機関や火力発電、あるいは風や海の存在を前提にするような発電機構などは完全に消滅してしまう。
動力は太陽光発電か原子力発電くらいになる。
しかし、太陽光発電は空気が無くなり太陽風の強さが強まり、寿命が極端に縮まるとともに、超新星爆発による宇宙線が大量に吹き付けることから、少なくとも100年以上は太陽発電パネルはすぐに破壊されてしまう事になる。

現在製造中の生体脳を持った機械人間は現在のままの設計でも半年はかかる。
開発は4年かかった。
仮に並行して製造するにしても、物的、人的資源からして6つのラインが限度であると考えられていた。
つまり1カ月に1体である。

 衝撃波が十分に弱まる位置、あるいは安全に退避できる惑星の陰に隠れる場所を探すまでには、少なくとも800年以上の宇宙旅行が必要であると考えられていた。
超新星爆発から既に100年経っており残された期限は100年。
それまでに作れる機械人間は1000体程度である。
また、ロケット製造もあり、それらを地球上で行っていたのでは、人類に戦争が起こってしまいかねない。
地球からは見えない、月の裏側にロケットの製造工場とともに人造人間、及び冷凍保存脳を集結させておくことになる。

 待避先としては、かねてより月の裏側で観測を続けていて、恒星Zとは対極の方向にあり、1000光年ほど離れたX座のイラク星が太陽系とよく似た環境で地球環境とよく似た大きさである事が分かっていた。
生まれてから50億年ほどたっていると思われるが、どのような大気構成か、生物の有無は分からない。
その為にも人造人間に「武器」は装着しておく必要があると考えられた。

 

2009年7月9日木曜日

8

 ここで何が行われているのだろうか。
人類が長い宇宙旅行をする時の最大の問題は人間の生命維持システムである。
冷凍保存も考えられたが、途中の旅行が危険すぎること、活動している間は肉体が老化することは避けられない。
そこで、神経細胞だけを生命維持装置で生き続けさせる方法の研究がおこなわれていた。
つまり、脳を取り出し、その脳を生命維持装置で生かし続け、体に相当するところは人工とすれば、ある意味、生命活動を行ったまま、長い宇宙旅行を安全に行う事が出来ると考えられたのである。
 
肉体との接点は脊髄を代用することで可能であるが、脳そのものの中の繋がりは、外部からはどうしようもない。
つまり、考える、感情を持つ、空想する、記憶する、等々の脳の内部活動については、生体脳のコントロールは不可能である。

そこで脊髄や直接に肉体に接続している神経とのコミュニケーションをとるためのホワイトBOXを作り、そのホワイトBOXとコンピューターとの会話の中で肉体のコントロール機能を取り出して機械の体をコントロールさせる仕組みの感性を目指していた。
思考や感情、計算、記憶などの脳の内部機能は、それらの機械部分との会話を通してコントロールするという思想である。
機械部品のエネルギー源は超小型原子炉とし、2台をスワップ使用する仕組みとした。
原子炉は単なる熱源であるから、蒸気を循環させジェネレーターを回すことで電気を得る。
(高熱でイオンの流れを作り、それを動力源とする機構はいまだ開発途上であった)

まず最初はいきなり機械部品に接続するのではなく、ホワイトBOXを介してコンピューターに接続、機械の動作をシミュレートすることで信号を解析する作業が行われていた。
モニター室の4台のモニターは、そのシミュレーションの模様を映し出していたのである。
うち1台は言語を通しての脳との会話でシミュレーションの検証も同時に行っていた。
 

7

 中の一人がモニター席を出て壁際のエレベーターで地下へ降りて行った。
地下20mに到着し部屋に入ると、そこからさらに別のエレベーターで地下50mにある空間に降り立った。
そこには幾つかのカプセルが並んでいた。
冷凍保存された人体のカプセルであった。

その内の一つの前に立って、「神さん、いよいよ接続試験が始まるよ」
カプセルの前には氏名盤が貼り付けられていた。
日本語表記で「神 二郎(じん じろう)」
英語表記で(ローマ字表記ではなく)”Zin Zilloa”

そのカプセルの中には、同じように冷凍保存された一人の人間が保存されていた。
しかし、頭蓋骨の中は空洞であった。

しばらくじっとしていた彼は、やがて元のモニター室へ戻っていった。

モニター室の半球カプセルの中には神博士の脳が循環液に浸されて安置されていた。
カプセルの底には脊髄に当たる位置に接点があり、いくつもの神経が繋がれていた。
その接点とカプセルの外側の接点とが結合していた。
外側の接点には長いリード線が延びており、その先には四角いホワイトBOXに繋がれていた。