2009年7月9日木曜日

7

 中の一人がモニター席を出て壁際のエレベーターで地下へ降りて行った。
地下20mに到着し部屋に入ると、そこからさらに別のエレベーターで地下50mにある空間に降り立った。
そこには幾つかのカプセルが並んでいた。
冷凍保存された人体のカプセルであった。

その内の一つの前に立って、「神さん、いよいよ接続試験が始まるよ」
カプセルの前には氏名盤が貼り付けられていた。
日本語表記で「神 二郎(じん じろう)」
英語表記で(ローマ字表記ではなく)”Zin Zilloa”

そのカプセルの中には、同じように冷凍保存された一人の人間が保存されていた。
しかし、頭蓋骨の中は空洞であった。

しばらくじっとしていた彼は、やがて元のモニター室へ戻っていった。

モニター室の半球カプセルの中には神博士の脳が循環液に浸されて安置されていた。
カプセルの底には脊髄に当たる位置に接点があり、いくつもの神経が繋がれていた。
その接点とカプセルの外側の接点とが結合していた。
外側の接点には長いリード線が延びており、その先には四角いホワイトBOXに繋がれていた。

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